犬の椎間板ヘルニアの特徴とは?
川口市の現役獣医師 漆原が解説いたします。

犬の椎間板ヘルニアの特徴

犬の椎間板ヘルニアは、人間のそれとどんな違いがあるのか?

椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間にあり、運動時に背骨への衝撃を緩和するクッションの役割をしているものです。

これは犬も人間も同じです。

違いはというと・・・


・人間の椎間板ヘルニアは時間をかけて徐々に手足の痺れなどの麻痺が生じます

・犬の椎間板ヘルニアは、前触れもなく急激に起きます。


人間の場合、日常生活で腰を曲げたり、伸ばしたりすることで腰に負荷がかかり、椎間板はそれに耐えようと外側の線維層が分厚くなってきます。

これが時間をかけて徐々に脊髄を圧迫するために少しずつ麻痺が生じてくるのです。


犬の場合の椎間板ヘルニアは、

■HansenⅠ型
ダックスフントなどの軟骨異栄養犬種に多い

■HansenⅡ型
軟骨異栄養犬種以外に多い


の2種類があります。

 

ダックスフントに多いHansenⅠ型の場合は、
甚急性または急性で、活発に動いているときにおこることが多いです。

脊柱管内へ繊維輪を貫通して髄核が急性脱出するものです。

 

Hansen Ⅱ型の場合はより潜在的に発症し、経過とともに悪化していきます。

人間の場合と似ており、脊柱管内へ背側繊維輪が突出(腫脹)するものです。

 

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ピア動物病院について

こんにちは。院長の漆原(うるしばら)です。ピア動物病院では、「やさしさ」を大切にし、小さな家族への診療を行っています。 川口で動物病院をお探しの方がいらっしゃいましたら、ピア動物病院にご相談ください。
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病院名 ピア動物病院
住所 埼玉県川口市芝6990-14
電話番号 048-268-7679
営業時間 9:00-11:50 16:00-18:50
定休日 木曜日
最寄駅 南浦和駅