ヘルニアになってしまった子のトイレのさせ方
椎間板ヘルニアの進行具合・グレードにもよりますが、犬が自分の意思で排尿をできないこともあります。
動物病院に入院をしている間は、病院のスタッフが処理をしてくれますが、退院しておうちに帰ってきたら自分たちで排尿のケアをしてあげないといけません。
ヘルニアの症状が進行すると、自分の意思で排尿ができなくなりますので、膀胱がおしっこでいっぱいになってしまいます。
そのまま放置してしまうと膀胱炎などの症状になり、死んでしまうこともあります。
ですので、お家では膀胱を圧迫して排尿させてあげる、圧迫排尿というケアを行ってあげてくださいね。
椎間板ヘルニアになってしまった子のトイレといっても、大きく2つありますよね。
・ウンチ
・おしっこ
です。
まずウンチについては、ご飯を食べてくれさえすれば基本的には出してくれます。
※本人の意思とは関係なくお腹の中の働きにより出てくるというイメージです。
ウンチも出ない場合は、ヘルニアの症状が相当重い状態であるとも言えます。
ウンチに関しては、犬自身の意思とは関係なく出てくるためポロポロと出てくることが多いです。
難しいのはおしっこの方です。
犬は椎間板ヘルニアになると、グレード(進行度合い)によっては自分でおしっこをすることができなくなります。
そうすると、おしっこが膀胱にどんどんたまってパンパンになり、放っておくと尿毒症や膀胱炎になってしまいます。
病院に来てもらえれば圧迫排尿の処置はしますが、1日に数回圧迫排尿のために病院に来てもらうのは現実的ではありませんので、病院で圧迫排尿のやり方を教わってお家でできるようになりましょう!
圧迫排尿の周期は1日に3~4回程度やってあげるといいですね。
膀胱がパンパンになる前にやってあげるのが、尿毒症や膀胱炎にならないようにするコツです。
おしっこが溜まっているかどうかは見た目ではわかりませんので、定期的にお腹を触って膀胱が張っていないかチェックをしてあげてください。
最初は膀胱がどのあたりにあるのか、わからないかもしれませんが、1度コツをつかめればすぐに1人でできるようになります。
ヘルニアの子のトイレのさせ方(おしっこ編)
・下にペットシーツを引く
・後ろ足の前あたりにある膀胱を優しく圧迫してあげる
・おしっこが終わったら軽くふいてあげる
ヘルニアの子のトイレのさせ方(圧迫排尿のやり方)について動画を撮影しアップしました。
動画だけでわからない場合は、かかりつけの先生に確認してくださいね。
ちなみに、ヘルニアになった子におむつをさせる飼い主様が多いですが、おむつは皮膚のかぶれの原因になります。
飼育環境にもよりますが、可能であればおむつはなしの方が理想です。
もしおむつをする場合は、こまめに状態を確認してあげておしっこをしていたら、周囲をきれいに拭いてあげて新しいおむつへ交換してあげてください。
ヘルニアになるとトイレの処理が大変!
と思うかもしれませんが、そもそも
・おしっこ
・ウンチ
がでなかったら、大変なことになってしまいます。
処理は大変かもしれませんが、おしっこ、ウンチをしてくれるだけありがたいことだと思って、介護してあげてくださいね。
ちなみに、鍼灸治療でトイレが出来るようになることがあります。
興味がある方は、鍼灸治療のページがありますので詳細はそちらをご覧ください。
ピア動物病院について
病院名 | ピア動物病院 |
---|---|
住所 | 埼玉県川口市芝6990-14 |
電話番号 | 048-268-7679 |
営業時間 |
鍼灸治療は完全予約制です。 初回のみ予約不要、外来受付 9:00~11:00、16:00~18:00にご来院ください。 2回目以降予約制となります。 鍼灸 は下記の順番で予約を入れさせていただきます。 PM 3:45~ PM 3:30~ PM 3:15~ PM 3:00~ 受付または電話にてご予約をお願い致します。 |
定休日 | 水曜午後、木曜日 |
最寄駅 | 南浦和駅 |
お気軽にお電話ください |
---|
048-268-7679 048-268-7679 |
鍼灸治療は完全予約制です。 初回のみ予約不要、外来受付 9:00~11:00、16:00~18:00にご来院ください。 2回目以降予約制となります。 鍼灸 は下記の順番で予約を入れさせていただきます。 PM 3:45~ PM 3:30~ PM 3:15~ PM 3:00~ 受付または電話にてご予約をお願い致します。 |
埼玉県川口市芝6990-14 |
2022/06/30
「犬の椎間板ヘルニアは、椎間板の損傷が神経を圧迫する病気で、痛みや足の麻痺などの症状を引き起こします。特に背が長く足が短い犬種に多く、早期治療が重要です。治療方法は手術や鍼灸治療などがあります。正しい体重管理と適切な運動は予防に効果的で、愛犬の健康を守るために注意が必要です。」2024/07/01
「ミニチュアダックスは椎間板ヘルニアになりやすい犬種で、時に後肢麻痺を引き起こします。改善例として、専門の獣医師による適切な診断後、鍼灸治療、リハビリテーションが組み合わせて行われることが一般的です。例えば、鍼灸治療で神経を刺激し、血行を促進させることで、麻痺が改善したケースがあります。家庭でのケアも重要で、適切なマット選びや正しい抱っこの仕方、食事の工夫などが効果を高めます。個体差があるため、治療プランは獣医師と密に連携して進めることが成功への鍵となります。」2019/05/21
「【獣医師が書く】犬の椎間板ヘルニアの検査は、神経の圧迫や痛みの原因を特定する重要なプロセスです。検査にはX線、MRI、CTスキャンなどが用いられることが一般的です。費用は検査内容や使用する設備、地域によって変動しますが、正確な診断を得るためには避けられない投資です。早期発見と適切な治療が愛犬の健康を守るために必要なステップです。」2022/06/30
「ミニチュアダックスは椎間板ヘルニアになりやすい犬種で、時に後肢麻痺を引き起こします。改善例として、専門の獣医師による適切な診断後、手術や鍼灸治療、リハビリテーションが組み合わせて行われることが一般的です。例えば、鍼灸治療で神経を刺激し、血行を促進させることで、麻痺が改善したケースがあります。家庭でのケアも重要で、適切なマット選びや正しい抱っこの仕方、食事の工夫などが効果を高めます。個体差があるため、治療プランは獣医師と密に連携して進めることが成功への鍵となります。」2022/06/30
椎間板ヘルニアの治療法について ヘルニアの重症度にもよりますが、 1.ステロイドなどの内服薬で炎症を抑える 2.外科手術による根本治療 3.再生医療 4.鍼灸による治療 などがあ…2022/06/30
「椎間板ヘルニアは特定の犬種に多く発症することが知られています。特に背が長く足が短い犬種、例えばダックスフンドやシーズー、ビーグルなどがリスクが高いとされます。これらの犬種の飼い主は、椎間板ヘルニアの早期発見と予防に特別な注意が必要です。適切な体重管理、ジャンプの制限、正しい運動などが愛犬の健康を長く保つ鍵となります。」2019/05/21
もちろん、椎間板ヘルニアの治療期間についてのディスクリプションを250文字以内でお伝えします。 「椎間板ヘルニアの治療期間は、病状の重さや選ばれる治療方法によって異なります。軽度な場合は保存療法で数週間から数か月で回復することがあります。一方、手術が必要な重度の場合、手術後のリハビリも含めて数か月から1年以上の期間が必要なこともあります。個々の犬の健康状態、年齢、体重なども影響しますので、信頼できる獣医師との連携が最良の治療計画を立てる鍵となります。」2022/07/01
椎間板ヘルニアの初期症状について ■椎間板ヘルニアの初期症状について 犬の椎間板ヘルニアは、症状により グレード1~グレード5 に分けられます。 【グレード1の初期症状の特徴】 …2022/06/28
「椎間板ヘルニアの子には、関節や骨の健康をサポートするサプリメントがおすすめです。モエギガイやコンドロイチンなどの成分が含まれたサプリメントは、関節の潤滑や軟骨の修復を助けることが期待されます。ただし、サプリメントは病状に合わせて選ぶ必要があり、適切な量とタイミングでの投与が重要です。信頼できる獣医師と相談し、愛犬に合ったサプリメントを選ぶことが、より効果的な治療へと繋がります。」2022/07/01
「犬のマット選びは、犬のサイズ、体型、健康状態に合わせることが重要です。椎間板ヘルニアの犬には、硬すぎず柔らかすぎない、支えのあるマットがおすすめ。体圧分散型のマットなど、体の負担を減らしやすいものが理想です。また、表面の素材は肌触りが良く、滑りにくいものを選ぶとよいでしょう。清潔に保ちやすい素材もポイントです。特別な状態の場合、獣医師やリハビリ専門家と相談して、犬に合った最適なマットを選ぶことが最良のケアにつながります。」2024/07/11
梅雨の邪気「湿邪(しつじゃ)」を取り除く 梅雨の時期は体にまとわりつくようなジットリした湿気が続きます。 湿気は邪気「湿邪」となり、体の水分バランスを崩します。湿とは粘り気のある水…2022/07/01
「ヘルニアの症状緩和には、家庭でのケアも大切です。まず、快適な寝床の提供が重要で、硬すぎず柔らかすぎないマットの選び方がポイントです。急なジャンプや高い場所への登り降りは避け、階段などは特に注意しましょう。必要に応じて、専門家から教わった軽いマッサージやストレッチを行うことも効果的。食事も重要で、適切な体重の維持と栄養バランスに気を付けることが求められます。全てのケアは、獣医師の指導と協力の下で行い、犬の様子を細かく観察することが大切です。」2021/12/01
鍼灸治療は、東洋医学に基づいて、特定の点(経穴)を刺激することで体のバランスを整え、さまざまな健康問題を改善する方法です。 関節炎: 膝や肘の関節痛に対して鍼灸治療が行われることがあります。鍼によって血行が促進され、痛みが和らぎます。 椎間板ヘルニア: 神経が圧迫されることで痛みを引き起こすこの疾患も、鍼灸治療で痛みを減らすことが可能です。 消化器系の問題: お灸によって体の冷えを取り除き、消化機能の改善が期待されることがあります。 呼吸器系の障害: 鍼灸治療は、喘息などの呼吸器系の障害に対しても効果が報告されています。 免疫力の強化: 体の自然な防御機能を高める効果があり、特にシニアのペットの健康管理におすすめです。 手術後のリハビリ: 手術後の回復期間をサポートするためにも鍼灸治療が利用されることがあります。 麻痺(後肢など): 麻痺した部分の機能回復を助けるためにも使用されます。 獣医師との相談により、ペットの症状や体調に合った鍼灸治療が提供されます。【現役獣医師が解説】ヘルニアになってしまった子のマッサージの仕方
2022/07/01
「ヘルニアの犬へのマッサージは専門的な知識が必要です。不適切な手技は症状を悪化させる恐れがあります。一般的に、犬の体重に合わせた軽い圧で、ゆっくりとしたストロークが基本。痛みの部分は避け、健康な部位から始めるとよいでしょう。絶対に力を入れず、犬の反応を見ながら進めます。専門的なリハビリやマッサージは、獣医師や動物リハビリの専門家に相談し、指導を受けることが最も安全で効果的です。自宅でのケアも、専門家の指導の下で行いましょう。」2022/06/30
「猫の鍼灸治療は、多くの健康問題で効果が見られるケースがあります。例えば、関節炎や神経系の障害で苦しむ猫に対して、鍼で特定の経穴を刺激し、痛みを和らげたり機能を回復させたりします。一例として、腰痛で歩行困難だった猫が、鍼灸治療を数回受けた後、歩行が明らかに改善されたケースがあります。また、お灸を用いて体の冷えを改善し、消化機能を高める効果も報告されています。猫の個体差や症状に合わせたカスタマイズされた治療が、効果的な改善へと導く重要なポイントです。